天然型プロゲステロン製剤
天然型プロゲステロンは、経口投与した場合、肝臓で代謝されその約90%が失活します。そのため、人工的に合成された黄体ホルモン作用を持つホルモン類似物質を治療目的で投与する場合があり、これらの黄体ホルモン類似物質はプロゲスチ...
産婦人科診療に関する話題あれこれ
天然型プロゲステロンは、経口投与した場合、肝臓で代謝されその約90%が失活します。そのため、人工的に合成された黄体ホルモン作用を持つホルモン類似物質を治療目的で投与する場合があり、これらの黄体ホルモン類似物質はプロゲスチ...
luteal phase defectluteal insufficiency 胚が着床するためには、プロゲステロン、エストロゲンの2種類のホルモンが十分に必要です。これらのホルモンは、排卵後に卵巣に形成される黄体から分...
antisperm antibody (ASA) 男性の抗精子抗体保有率は約3%と言われています。男性では抗精子抗体が自己抗体として産生されて、免疫性不妊の原因となることがあります。抗精子抗体の生物活性は多様で必ずしも男...
antisperm antibody (ASA) 抗精子抗体とは精子を障害する抗体で、男女とも持っている可能性があります。この抗体は妊娠に必要な様々なステップを障害する場合があります。女性不妊のすべてをスクリーニングした...
Huher test 性交後頸管粘液検査(PCT:postcoital test) フーナー検査は、精子-頸管粘液の適合検査であり、不妊原因として頸管因子があるかどうかを判定します。腟内に放出された精子が頸管粘液内に進入...
① 尿由来hCG製剤 ② 遺伝子組換え型hCG製剤 ③ GnRH誘導体製剤(点鼻薬) 黄体形成ホルモン(LH)の一過性のピーク(LHサージ)によって卵子の減数分裂が再開し、排卵直前に第一減数分裂が完了して排卵が起こります...
anti-Müllerian hormone : AMH 抗ミュラー管ホルモン(AMH)は、前胞状卵胞の顆粒膜細胞から分泌され、卵巣内の卵子数をよく反映し、成人女性では加齢により減少し閉経期よりほとんど分泌されなくなりま...
妊孕能(にんようのう)の低下は、女性年齢が35歳くらいから顕著となります。女性年齢の上昇とともに妊娠率が低下し、流産率は上昇するため、生児を得る確率(生産率)が急激に低下します。2017年の我が国の生殖補助医療(ART)...
不妊症カップルの50%程度で男性側の原因もあるとされてます。精液検査は、受診されたほとんどの方が受ける不妊症の一般的な検査です。精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態、感染の有無などを検討します。精液は、2~7日...
ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)とよばれる黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)の2つのホルモンは、下垂体前葉のゴナドトロピン産生細胞より分泌されます。ゴナドトロピンの生合成や放出は、視床下部において産生...
最近のコメント