黄体形成
排卵後の卵胞は黄体(corpus luteum)となり、プロゲステロンとエストロゲンを分泌する。
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黄体退縮
妊娠が成立しなければ、黄体は約14日で退縮する。黄体後期にプロゲステロン産生が低下し黄体細胞のアポトーシスが起こる。黄体が退縮し白体(corpus albicans)が形成される。
妊娠黄体(corpus luteum of pregnancy)
妊娠が成立すると、将来胎盤を形成するようになる絨毛組織からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌される。hCGがLH/FSH受容体を介して黄体のプロゲステロン産生を促進し、黄体機能の延長を起こす。黄体は妊娠黄体として妊娠12週頃まで存在し、プロゲステロンを分泌し続ける。
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参考記事:
卵胞発育
卵胞におけるエストラジオールの産生
排卵(ovulation)
月経周期とホルモンの変化
黄体機能不全
天然型プロゲステロン製剤
参考Webサイト:不妊College(データに基づく不妊治療の基礎知識)、フェリング・ファーマ株式会社
参考文献:
1)データから考える不妊症・不育症治療、竹田省ら編、メディカルビュー社、2017
2)生殖医療ポケットマニュアル、吉村泰典監修、医学書院、2014
3)今すぐ知りたい!不妊治療Q&A、久慈直昭ら編、医学書院、2019
4)基礎からわかる女性内分泌、百枝幹雄編、2016
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